参考文献はこちら

2099年01月01日

現在のリクエスト

リクエスト は現在受け付けておりません。
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(26) | 現在のリクエスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月26日

とりあえず、お種狐

0128お種狐.png

お種狐(おたねぎつね)

主な出身地:島根

島根県八束郡八束村(現・松江市)の大根島に伝わる化け狐。
加崎の森にはお種と言う古狐がいた。あるときお種は出雲の殿様に化け、村の長者の家を訪ねた。家の者は出されたご馳走をかたっぱしから平らげていく殿様の様子を不審に思い、試しに鼠を焼いて出した。殿様はその鼠さえ食べようとしたので、正体が狐だと気づかれ追い払われてしまった。その後、お種は上方で茶屋女になったという。(『出雲中海沿岸地区の民俗』)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月19日

とりあえず、吹上の小女郎

0127吹上の小女郎.png

吹上の小女郎(ふきあげのこじょろう)

主な出身地:和歌山

和歌山県串本町に伝わる。吹上という所で、潮岬の青年が串本の女のもとへ通うのを邪魔する妖怪だという。
中村亮雄「紀州西牟婁郡採訪雑記(四)」(『ひでばち』8号)にある。これによると他に「ホリカワノシコンボー」、「タニノオショブ」、「マキザキノショーザエモン」という妖怪が紹介されているが、性別と出現場所のみで詳細は書かれていない。

(日本怪異妖怪事典 近畿(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月15日

とりあえず、タテ池の主

0126タテ池の主.png

タテ池の主(たていけのぬし)

主な出身地:新潟

新潟県糸魚川市大洞の向い山に今は農地になってしまったが、タテ池という池があった。昔は大きな池だったので、池の中に舞台をかけて年に一回舞を舞った。あるとき一人の稚児が池の主にさらわれてしまった。池の主は大蛇とも鯉ともいわれている。その事件以後、祭りをやめ、舞は糸魚川市の能生の神社で行うようになった。今もその神社の傍らに主を祀る石祠が残っている。
[参考文献]『越後能生郷おらが村の昔語り』

(日本怪異妖怪事典 中部(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月12日

とりあえず、柿木の怪虫

0125柿木の怪虫.png

柿木の怪虫(かきのきのかいちゅう)

主な出身地:東京
柿の木にくっついていたというふしぎな虫。蝸牛のようなまるいかたちで、細い七寸(約二一センチ)くらいのしっぽがついており、目のあたりには黒い模様があり、口をぱくぱくさせていたという。
玄紀先生『日東本草図纂』(巻八)で「怪虫」と記載されているはなしにみられる。武蔵野国の今里村(東京都港区)の桑原坂にあったお豆腐屋さんの柿の木にいるのが見つかり、子供たちが捕って殺したという。ちゃんとした呼び名もあったらしいが、伝わっていないと記されている。
[参考文献]玄紀先生『日東本草図纂』

(日本怪異妖怪事典 関東(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月09日

とりあえず、そでさま

0124そでさま.png

そでさま(そでさま)

主な出身地:秋田
秋田県八峰町に伝わる。峰浜石川の南の村外れに位置する魔所である林。名前の由来は、この林が馬頭観音(ただし神体の形は馬鳴菩薩)を祀る竹原神社の敷地であることから「蒼前様(馬を守護する神)」だと思われる。この林には昔から化け狐が住んでいて、足を踏み入れた人は時折、神隠しになると云われている。今から三○年ほど前、石川に住むお婆さんが、この林に山菜取りに入ったきり行方不明になった。周りを田畑に囲まれた広くもない林なので、集落の人たちは隈なく探したが、どうしても見つからない。三日後、お婆さんは石川から三○キロメートル離れた北秋田市鷹巣のの国道沿いで保護された。消えた時の恰好のままで汚れてもおらず、行方不明になっている間の記憶はなかったという。(戦狐聞き書き)

(日本怪異妖怪事典 東北(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月07日

とりあえず、ピト

0123ピト.png

ピト(ぴと)

主な出身地:北海道

アイヌ語で死者の霊魂を表す言葉。
知恵真志保著『分類アイヌ語辞典 人間編』にある。「死ぬ」を意味する「ラィ」と組み合わせ、「ラィピト」ということもある。

(日本怪異妖怪事典 北海道(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月04日

とりあえず、モマ

0122モマ.png

モマ(もま)

主な出身地:大分

大分県臼杵市に出た動物の怪。
竹藪にいるとされ、闇夜には宙を飛ぶ。モマは「ギャーッ」という、人が絞め殺されるような声を出す。正体はムササビであるという。(村上あや「名残りの花 うすきあれこれ 四五」『大分合同新聞』)
臼杵市内には他にコウモリが年経たものである野ぶすまの伝承がある。また、宮崎県にもモマの伝承がある。

(日本怪異妖怪事典 九州・沖縄(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年10月02日

とりあえず、影呑みの竜

0121影呑みの竜.png

影呑みの竜(かげのみのりゅう)

主な出身地:香川

香川県大川郡白鳥町(現・東かがわ市白鳥)に伝わる。
白鳥の千光寺にある弁天さんの池には竜が潜んでいる。この池に人の影が映ると、竜がその影を飲むのだという。影を呑まれた人は若死にするといわれている。
[参考文献]白鳥町史編集委員会『白鳥町史』

(日本怪異妖怪事典 四国(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年09月30日

とりあえず、よーつくよーつく

0120よーつくよーつく.png

よーつくよーつく(よーつくよーつく)

主な出身地:山口
山口県豊浦郡豊田上村(現・下関市豊田町)に伝わる。
一人で山歩きしていると、ヨーツクヨーツクと声をかけるものがいる。これには返事をするものではないという。(『民俗採訪』昭和四七年度号)
梟などの鳴き声を表したものと思われる。(以下略)

(日本怪異妖怪事典 中国(笠間書院) より引用)
posted by 妖怪たま at 00:00 | Comment(0) | 妖怪 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする